『先代旧事本紀大成経』

2014-09-04 旧事本記大成経神代本記と大日経真言門の比較検討

2014-09-04 旧事本記大成経神代本記と大日経真言門の比較検討

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旧事本記大成経神代本記と大日経真言門の比較検討

旧事本紀大成経72巻の大黒柱の中心軸は第一巻神代本紀である。
神代本紀の中心軸は次の如くである。

1. 神気と気の教え
2. 神心と心の教え
3. 神の理(ことわり)
4. 神の活動
5. 空理即ち虚空心
6. 神心合一
7. 神道の一義
8. タカミムスビの働き
9. カミムスビの働き
10 天津みおやの働き

1から10を纏めると、迷い多き人間が一切の迷いなき神心・神人となる具体的な方法論を述べているのが神代本紀である。神道的な表現では、神道行法の結論は成神・浄心であり、密教行法の結論は即身成仏である。

神道が目指す成神の世界、仏教が目指す成仏の世界即ち人間として生まれてきた意味、理由の把握、ミコトモチ等登る道は違えどもその結論は1つである。

最近分かってきたのは、大日経が説く「空の論理」と神代本紀が説く「空の論理」は、大変よく似ているということだ。以下それについて記す。

神代本紀が説く空の論理

「ひとり神にまして縁(よざし)なく、妙にまして処(みもと)なく、その広きこと限りなく、その界(さかい)は果てしなく、天も地も未だお互いの倫(ともがら)もなく、法(のり)もなし。是れを神虚(かみからだ・シンキョ)という。これ空理を説く法のはじめなり」
大日経の空の理の言葉

入真言門

「虚空相の心は諸の分別と無分別とを離れたり。その理由は性、虚空に同なれば即ち心に同なり。性、心に同なれば即菩提に同なり。かくのごとく秘密主、心と、虚空界と菩提との三種は無二なり。これらは悲を根本となし方便波羅蜜満足する」

・心とは衆生の心又は行者の心を指す。虚空界とは広大遍満・無碍出入。自性清浄の三義の意味。即ち大日如来の果徳。菩提とは覚智の義と本有無碍の清浄心に当る。

「真言門菩薩の行を修行する諸々の菩薩は、無量の功徳智慧と諸々の行を修する無量の智慧方便を皆悉く成就す。虚空無辺の一切の佛法は、これによって相続して生ず。有為界と無為界とを離れ、諸々の造作を離れ、眼・耳。鼻・舌・身・意を離れて極無自性心を生ず。かくのごとく初心をば、佛は成仏の因と説き給う」

入曼荼羅具縁真言品第二の一

「大乗の諸菩薩まさに如来の自然智の大龍を成就すべし。有と無をことごとく超越して無垢なること虚空に同じ、諸法は深奥なり」

「虚空無垢と虚空慧と清浄の慧と行慧に進む諸々の菩薩は常に励むる精進者なり」

「真言の三昧門は一切の願を円満す。諸々の如来の不思議の果なり。諸々の勝願を具足するは、真言の決定の義なり、三世を超越して無垢なること虚空に同じ。不思議の心に住して、諸々の事業を起作する」

             平成26年9月4日記

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